国立山口徳地青少年自然の家概要

沿革

  • 平成元年(1989年)に,国立少年自然の家としては12番目に設立されました。
  • 平成13年(2001年)に,国立青少年教育施設が独立行政法人化されました。
  • 平成18年(2006年)に,三法人が統合されました。

使命と事業

教育機能

(1)4つの視点でとらえた教育機能

山口徳地自然の家が果たす教育機能を,小学校・中学校学習指導要領「道徳」の内容を参考に整理しました。

  1. 自然に触れる
    自然への畏敬の念をはぐくみ,環境保全の意欲や態度を培います。
  2. 仲間と交流する
    協力することの大切さを実感し,望ましい人間関係を築く力をはぐくみます。
  3. 社会を学ぶ
    共同生活を通じて,ルールやマナーを守る精神など社会性をはぐくみます。
  4. 自分自身を見つめる
    「自分はどう生きるか」を考える力をはぐくみます。

(2)山口徳地自然の家の2つの教育プログラム

山口徳地自然の家が提供するプログラムは2つあります。

  1. ①野外炊事など,利用団体が選択・決定するプログラムです。
  2. ②標準生活時間に沿った生活と活動,朝・夕べのつどいを通した交流体験,清掃や後片付けといった生活体験であり,全団体が実施するプログラムです。

(3)山口徳地自然の家での「3つの約束」

山口徳地自然の家では,利用者の皆様に「3つの」をお願いしてます。オリエンテーションで子どもや引率者の皆さんに話すメッセージをご紹介します。

あんぜん

自然の家では,毎月「安全点検」を行っています。
しかし,100%安全ということはありません。
ましてや,自然の中で活動するのですから,危険なことはたくさんあります。
「自分の身は自分で守る」というくらいの気持ちで,十分に気をつけてください。
引率の方にお願いです。「ケガは目を離したときに起こる」と言われています。「口は出さなくても目を離さない」ようにお願いします。

                

あいさつ

「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」。
挨拶をしたり,挨拶をされたりすると気持ちがいいですね。相手と少し仲良くなった気がしませんか。
山口徳地自然の家は色々な方が利用します。他の団体の方にも,挨拶をしましょう。みんなが仲良く過ごす第一歩です。
また,「ありがとうございます」「すみません」「お願いします」も言えるといいですね。相手も,自分も気持ちよくなる魔法の言葉です。
大人の方は,子どもたちの手本です。大人から率先して,子どもたちに声をかけましょう。もちろん,挨拶されたら返すことは言うまでもありません。

あとかたづけ

「来たときと同じように美しく」あるいは,「来たときよりも美しく」。
意味は分かりますよね。自分たちが使った場所は,自分たちできれいにするということです。次の方が気持ちよく使えるようにすることです。
宿泊棟の清掃だけでなく,活動で使った場所の掃除や使った道具の片付け,部屋を出る際の消灯も行ってください。
「来た時よりも美しく」なったら,自然の家は年々古くなるけれど,年々きれいになっていきます。